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鍛鉄放浪記
スイスとドイツへ・1988年夏
2026.1.19  記

10数年、鍛鉄の洋書を先生に独学で技術を習得し、作品作りをしてきた。
それなりに仕事も増え一人では抱えきれない大きい作品の依頼も来るようになった。
自分より若い手も必要と感じるようになり、11坪の工房は手狭だし、何より自身の技量が人に教えられるレベルなのか?

それならば、ヨーロッパの工房を訪ね制作現場を見てみよう!と、ドイツとスイスの工房を巡る事にした。
ドイツ・アーヘンにあるブレドールさんの工房には、様々な国から技術を学びに来ている5・6名の若者がいた。
敷地のフェンスはを始め、鉄を素材に制作されたモノがあり、市街地にもある彼の工房の作品を案内された。

町のあちこちに鍛鉄の作品が、単なるオブジェではなく用途がある事に深く感銘を受けた。
下の写真は車止めが、子供の遊び道具になっている。
自分が目指す作品作りを、既にここでは当たり前のように行われていた。

他にも一人で作業している工房など、5つの工房を訪問し、多くの事を学んだ。


少し余談だが
当時住んでいた入間市とドイツ・ミュンヘンの南20kmほどにあるボルフラーツハウゼン市とが姉妹都市で、
当市のサッカーチームが親善試合にやって来たことがあり、僕は入間市サッカーリーグの選手兼理事をしていた関係で、ベンチに入った。
試合後ユニフォームを交換し、レセプションでも親しく話したのがカイザー君。

ミュンヘンから電車で30分ほどでボルフラーツハウゼン駅に到着、ダウンタウンまで歩き小さな宿を見つけ泊まる事に。
夕食のあと、宿の方に電話帳でカイザーさんを探してもらった。
7軒ほどあったカイザーさんからサッカーをやっている年頃の青年がいる2軒を電話してもらったらバッチリ彼の家だった。
翌日、カイザー君が宿にやって来て2日間彼の家にお世話になる事に。
カイザー家からも一つの工房を訪ね。スイスとの国境にあるボーデン湖をフェリーで渡り、スイスに入国。
当時はまだベルリンの壁もあり、スイスへは船の中で入国審査があったのを思い出す。